要点 —
=SUM(times)は経過時間を正しく足します —— 嘘をつくのは書式です。 既定のh:mmはまる 1 日を差し引いた余りしか表示しないので、本当は 25 時間 30 分の 合計が1:30と表示されます。裏の数値は正しいので、ユーザー定義書式[h]:mmを 適用すれば25:30と表示されます。角かっこは「この単位を 24 で折り返さず累積させよ」 という意味です。二つの相棒: 負の時刻は#######と表示され、SUM(times) * 24は 合計を小数の時間で返します。
=SUM(B2:B8) ' 本当の合計は 25:30 ... でも既定の h:mm では 1:30 と表示される
' 解決: セルの書式設定 -> ユーザー定義 -> [h]:mm と入力 -> 25:30 と表示
=SUM(B2:B8) * 24 ' -> 25.5 (小数の時間。まったく折り返さない)
1 週間のシフトを合計したのに答えが明らかに間違っている —— 8 時間の勤務日が合計
1:30 になる。壊れているものは何もありません。Excel は小数を完璧に足し、そのあと
時計書式が結果を見せる前にまる 1 日を捨てただけです。これは Excel で最も多い時刻の
不満で、設定一つで直る表示の問題です。このガイドでは、なぜそれが起きるのか、
[h]:mm 書式、####### のいとこ、そしてどんなときに小数の合計のほうが役立つのかを
扱います。
このガイドで学べること
- なぜ
SUMは正しいのに合計の表示が間違うのか [h]:mmユーザー定義書式と、角かっこの意味- なぜ負の時刻が
#######になるのか —— そして三つの直し方 - 代わりに合計を小数の時間で得る
- 時刻書式のチートシート(と
m= 月 vs 分 の罠)
なぜ合計がリセットされるのか: 書式がまる 1 日を隠す
時刻は 1 日を 1 とした小数で、SUM はその小数を問題なく足します。25 時間半は
数値 25.5 / 24 = 1.0625 —— まる 1 日と、次の日の 0.0625 です。既定の h:mm 書式は
時計書式です。時刻を表示するので、まる 1 日ぶんを引いた残りの 0.0625 だけを表示し、
残りは捨てます。
' B2:B8 は本当は合計 25 時間 30 分になる七つのシフト
=SUM(B2:B8) ' 裏の値は 1.0625 -> 既定の h:mm では 1:30 と表示
つまり見えている 1:30 は「翌日の時計で 1:30」です。合計は秒単位まで正しく、書式が
日数を捨てているのです。表示を直せば「間違った」合計が直ります。
解決策: [h]:mm 経過時間書式
合計を選び、[セルの書式設定] → [表示形式] → [ユーザー定義] を開いて次を入力します。
[h]:mm
角かっこがコツのすべてです。[h] は「合計の時間を表示し、24 で折り返すな」と
いう意味です。かっこがないと h は時計の「時」で折り返します。かっこがあると累積します。
' 同じ裏の値 1.0625
' 書式 h:mm -> 1:30 (時計。折り返し)
' 書式 [h]:mm -> 25:30 (経過時間。正しい)
' 書式 [m] -> 1530 (合計の分)
' 書式 [m]:ss -> 1530:00 (合計の分と秒。例: ストップウォッチ)
角かっこは累積させたい最大の単位に付けます。時間を積み上げるなら [h]、全体を
分で見たいなら [m]、秒なら [s] です。これは表示形式だけで、格納された値は何も
変えません —— だからセルはそのまま後続の数式にきれいに渡せます。
####### のいとこ: 負の時刻
同じ小数のモデルが、Excel のもう一つの悪名高い時刻の症状を説明します。あとの値から
まえの値を引く —— あるいは合計が 0 を下回る —— と、セルが ####### で埋まります。
Excel の標準の 1900 年日付システムには負の時刻を表す方法がないので、マイナス記号の
代わりにあふれを示すシャープ記号を表示します。
=A2 - B2 ' B2 が A2 より遅い場合 -> ####### (負の時刻)
三つの直し方を、おすすめ順に。
- 引き算の順序を正しくするか、夜通しの区間には
=MOD(B2 - A2, 1)を使って結果が 決して負にならないようにします —— 時刻を小数に変換するを 参照してください。 * 24で小数の時間で扱う: 小数は負になれるので、=(A2 - B2) * 24はシャープ 記号ではなく-1.5を表示します —— 「過不足」の列に便利です。- 最後の手段として、ブックを 1904 年日付システム([ファイル] → [オプション] → [詳細設定])に切り替えます。これは負の時刻を許しますが、既存のすべての日付を 4 年 ずらすので、ファイルがそれを前提に作られていない限り避けましょう。
代わりに小数の合計を得る
多くの場合、すっきりした答えは角かっこ付きの時刻ではなく、ただの数値です。合計に 24 を 掛けて、セルを数値として書式設定します。
=SUM(B2:B8) * 24 ' -> 25.5 (小数の時間。折り返さず、掛け算しやすい)
=SUM(B2:B8) * 24 * rate ' そのまま人件費へ
小数の時間には 24 時間の上限がなく、時給ときれいに掛け算できます。だから合計の
下流にあるもの —— 費用、平均、比較 —— には、[h]:mm 表示より数値を選びましょう。
時刻書式チートシート
h:mm—— 時計の時刻。24 で折り返す。経過時間ではなく時刻用。[h]:mm—— 経過した時間と分。累積する。経過時間用。h:mm AM/PM—— 12 時間制の時計。[m]:ss—— 合計の分と秒(ストップウォッチ / ラップタイム)。h:mm:ss.000—— ミリ秒つき。
古典的な罠: 表示形式では、m は h か hh の直後では分を、それ以外の場所では月を
意味します。 mm 単独では月、hh:mm は時と分です。月と分を混ぜたいなら、Excel は
位置で見分けることを知っておきましょう。「分」の書式のはずが 07 のような小さな数を
不可解に表示するときは、月のコードを書いてしまっています。
判断のしどころ
- 正しく読めなければならない経過時間の列 → 一度
[h]:mmで書式設定します。経過 時間を既定のh:mmのまま放置してはいけません。24 時間以上のどんな合計でも静かに 折り返します。 - 費用・平均・グラフに渡る合計 →
* 24で小数の時間に変換し、時刻ではなく数値で 格納します。 #######を表示するセル → それは負の時刻です。1904 年システムに手を伸ばす前に、 引き算の順序を直すか、小数の時間に移りましょう。- 給与計算 → 常に小数の時間で —— 時刻を小数に変換するを 参照してください。
ExcelMaster はどう役立つか
このバグの腹立たしいところは、数式がすでに正しいことです —— 裏切るのは書式だけなので、
人は表示設定を直そうとして動いている SUM を書き直してしまいます。ExcelMaster は
パターン(折り返した時刻の合計、####### のセル、時計書式の経過時間)を見抜き、正しい
表示形式か * 24 の変換を適用します。だから読み取る合計は、Excel が計算した合計に
なります。隠れた小数をめぐるデバッグではなく、答えが手に入ります。
よくある質問
なぜ時刻の合計が 24 時間でリセットされるのですか?
値は正しく、書式がまる 1 日を差し引いた余りしか表示しない時計書式(h:mm)だから
です。だから 25:30 が 1:30 と表示されます。ユーザー定義書式 [h]:mm を適用しましょう
—— 角かっこが Excel に、24 で折り返さず時間を累積するよう伝えます。
Excel の [h]:mm は何を意味しますか?
経過時間のためのユーザー定義書式です。[h] の角かっこが、時間を 24 で折り返さず
超えて進ませるので、25 時間 30 分の経過時間が 1:30 ではなく 25:30 と表示されます。
分や秒で累積するには [m] や [s] を使います。
なぜ時刻が ####### (シャープ記号) で表示されるのですか?
セルに負の時刻が入っているからです —— たいていはまえの時刻からあとの時刻を引いた
場合 —— そして Excel の 1900 年日付システムは負の時刻を表示できません。引き算の順序を
直すか、=MOD(end - start, 1) を使うか、負になれる小数の時間(* 24)で扱いましょう。
1 週間ぶんの労働時間を合計するには?
=SUM(range) として合計を [h]:mm で書式設定するか、時給と掛け算できる小数の合計に
は =SUM(range) * 24 を使います。どちらも同じ裏の値を足し、違うのは表示だけです。
時刻の合計を小数として表示するには?
24 を掛けてセルを数値として書式設定します: =SUM(range) * 24 が 25:30 を 25.5
にします。ただの数値なので 24 で折り返すことがなく、時給ときれいに掛け算できます。
検証環境
検証環境: Excel 365 (Windows 11) — 最終確認 2026-07-25。
関連ガイド: 時刻を小数(10 進の時間)に変換する · Excel TIME・HOUR・MINUTE・SECOND · Excel TEXT · Excel INT・TRUNC・MOD · Excel SUM と SUMIFS
![Excel で 24 時間を超える時間を合計する —— 合計がリセットされる理由(と [h]:mm での解決)](/_next/image?url=https%3A%2F%2Fexcelmasterstore.blob.core.windows.net%2Fexcelmaster%2Fcms%2Fblog-assets%2Fexcel-sum-time-over-24-hours%2Fhero.png&w=1200&q=75)